riiko / 龍本みお
【このレビューはネタバレを含みます】(
▼続きを見る)
が延々と断罪を逃れるために必死に言葉を選び過ごす姿が痛々しくて堪らなかった。あまりに前生の記憶と恐怖が惨すぎてほんとに読んでいて怖かったんだよね。前生の王太子の口調や態度が意味不明。アシュリーが何で見張ってるわりにこんなに野放しに動いていたのが理由がわからずめちゃくちゃイライラしたしー。お茶会にいつもアシュリーがいるの何で?最後のほうまで前の記憶から延々と間違えないような会話を繰り返して神経衰弱なシリルと王太子の態度が噛み合わないし。王太子は愛を語るけどシリルは記憶から怖くて仕方なくて信じない。シリルしか前生の記憶ってないみたいだし。シリル1人で家族を思いやり今生は死にたくないと試行錯誤する。あの状況の前生での最終的な死に方も悲惨。拗れた会話が長すぎて最後の幸福な時間が短かく感じて。何かこれで良かったのか?リアムが前も後も何か不憫だなーって。断罪ものって悲惨なほどに最後の幸福感を感じるのが難しいよね。生き死にが関われば余計に。ただシリルが幸せになるのが1番だから。良かったのね。